ディープインパクト種付け中止 来春産駒20頭ほど
ディープインパクト種付け中止 来春産駒20頭ほど(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
12年から18年まで7年連続でリーディングサイヤーとなったディープインパクト(牡17)が、今年の種付けを取りやめたことが、分かった。同馬は例年通り、2月のシーズン開始から交配を行っていたが、3月に入ってから首に痛みが出たため、種付けを中止した。来春に誕生予定の産駒は20頭前後になる見通し。命に別条はなく、今後は来年に備えて療養する。
同馬の繋養(けいよう)先である社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「首が痛くて種付けを中止しましたが、現在は痛みはないと思います。力を入れるときにバランスを取れない時があるので、それで危ないところもあるので。馬のリズムと体が一致しないというか…。小学校の運動会で転んでしまうお父さんのような感じですね。今回のお休みは大事をとって、ということです」と説明した。
ディープインパクトは現役時代に14戦12勝。05年に皐月賞、ダービー、菊花賞の牡馬クラシック3冠を制覇し、06年有馬記念でG1・7勝目を挙げて引退。翌07年に種牡馬入り。4頭のダービー馬(12年ディープブリランテ、13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアン)や国内外G1・7勝馬ジェンティルドンナなどを輩出した。18年から種付け料は国内歴代最高の4000万円に設定されていた。
来年産まれるディープ産駒は20頭との事
あれほどの戦績で優秀な種牡馬成績を考えると、ある意味国宝であり、関係者の賢明な判断がとられたと考えられる
このニュースを聞いて思い出したのが、フジキセキの引退だ
当時4戦4勝。
圧倒的クラシックの大本命であり、当時大注目の新鋭種牡馬サンデーサイレンスの一番馬であったが、皐月賞直前に屈腱炎でアッサリ引退した
引退せずに治療に専念すればカネヒキリのよか復活もあったであろうが、SSの後継種牡馬として競走馬としての活躍に未練を残さず決断した結果は、その後の競馬史が証明している
色々言われるが、社台グループ特有の思い切りが功を奏した結果であろう
種付けで命を落とす馬も少なくない中、目先の利益を取らず、長期的な視点での社台グループの判断
結果がどうなるのか注目していきたい